スピーカー:ロスキレ大学准教授/メンバーズ社外取締役 安岡 美佳氏
株式会社メンバーズ EMCカンパニー カンパニー社長 西澤 直樹
本セミナーは、デンマーク・ロスキレ大学で情報学の教鞭を執る安岡 美佳氏と当社 EMCカンパニー カンパニー社長 西澤によるトークセッション形式にてお送りしました。そして、DX先進国であるデンマークの取り組みをヒントに、日本企業がDXを成功させるポイントに迫りました。
デンマークを「デンマーク株式会社」と見立ててみる
2017年にデンマーク出張へ訪れた西澤は、デンマークの人々が非常に自律的で、「自分たちが社会の一員として何をなすべきか」をどんな職種の方であっても社会視点で語ることが出来る点が印象に残ったといいます。
デンマークは福祉国家として知られているように、あらゆるインフラ構築やコスト負担を国が担っています。また、デンマークでは職を変える人が比較的多く、守られている枠(ここではデンマークという国)の中で色んな仕事にチャレンジすることが可能です。
会社も共通する点が多く、例えば、充実した福利厚生の提供や社員の幸せをサポートする姿勢があったり、ジョブローテーションも盛んです。
そういった意味で、デンマークを「デンマーク株式会社」に見立てたときに、日本企業が学ぶべきことが多いのではということで、最初のトークテーマとし対談しました。
デンマークがDXを成功する理由は、4つのキーワードにあった
キーワード①「共創」
当社 西澤が出張の際、デンマークで度々耳にしたというキーワードが「共創」。デンマークが共創できる理由は、幼稚園のとある風景にヒントがありました。
キーワード②「組織」
このパートでは、デジタルに強い組織作りの方法についてお話しました。縦割り文化が根強い日本企業が部署の壁を越えてDXを推進するためのヒントや、デンマークで実際に行われた電子政府の取り組みや開発の進め方をご紹介しました。
キーワード③「多様性」
DXの推進には、様々な職種の人が活躍する社風・文化が鍵となります。このパートでは、多様性のある社風・文化の作り方についてお話しました。
キーワード④「UX/デザイン」
デザイン思考のあるクリエイターを多く輩出するデンマーク。そういった人材を輩出するヒントは、「社会の4P」にありました。4つのPとは何か?また、デンマークの電子政府の取り組みでいかに参加型のデザインを盛り込んだのかをご紹介しました。
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※恐れ入りますが、Web制作会社、広告代理店、システムインテグレーション等のパートナー企業とフリーランスなどの同業他社の方のお申し込みはご遠慮いただいております。
今後もメンバーズでは、気候変動問題への取り組みや、社会視点を持ったDXを実践されている企業さまの取り組みをご紹介するセミナーを開催してまいります。ご期待ください!