気候変動をはじめ、環境問題が深刻化するなか、「大量生産・大量消費・大量廃棄」を前提とした経済システムから、廃棄物や汚染を生まない「サーキュラーエコノミー(循環経済)」への転換が求められています。サーキュラーエコノミーの実現にはビジネスモデルの変革が不可欠ですが、そのアプローチの一つとして有効なのが「PaaS(Product as a Service、サービスとしての製品)」モデルです。
今回、脱炭素DX研究所では、ファッション、日用品、機器・機械、モビリティの4つの分野でPaaS型ビジネスの先行事例9つを調査しました。
本レポートでは、これらの先行事例について「Circularity Deck」というオランダ発のカードデッキを用いて現状分析と将来性分析をおこなっています。その結果をもとに、PaaS型ビジネスの可能性や実現のポイントを提言しました。資源循環やサーキュラーエコノミーに関する事例分析やアイデア創出のヒントとしてぜひご活用ください。
(全38ページ)
目次
はじめに
1. 調査概要
1. 調査概要
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事例調査方法
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事例分析方法
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2. CEの意義
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CEが生み出す価値
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CEの5大ビジネスモデル
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3. PaaS(Product as a Service)モデルの概要
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CEにおけるPaaSモデルの定義
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PaaSモデルの有効性
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4. PaaSモデルの分類
5. 海外先行事例:PaaSモデル編
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ファッションに関する事例
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日用品に関する事例
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機器‧機械に関する事例
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モビリティに関する事例
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6. PaaSモデルに対する考察
7. PaaSモデルのビジネス実現のためのポイント
さいごに