生成AI導入を掲げる企業は増えているものの、実際の業務への適用が進まないというお困りごとをよく耳にします。生成AI活用を進めるうえで、いかに日々の業務にシームレスに導入させるかが浸透の秘訣です。そのために、今業務で使っているツール上で生成AIを活用できるような環境を整えることが重要です。そしてプロンプトを全員が書くのではなく一部の得意な人が作り、それを活用する人が大勢いるとAIの活用が浸透し、最終的には業務改善、効率アップにつながります。
生成AIを用いたサイト運用業務における業務効率化を実現した株式会社メンバーズより、生成AIが業務効率化に置いてどのように有用化されているのか、事例を交えて解説いたします。
目次
・障害1:セキュアな利用環境が未整備
・障害2:システムのUI/UXがイマイチ
・障害3:プロンプト設計力の不足
・障害4:現場実践ナレッジが未整理
・障害5:業務プロセス導入が不十分
・まとめ
登壇者紹介
白井 恵里
株式会社メンバーズ
株式会社メンバーズ執行役員 兼
メンバーズデータアドベンチャーカンパニー社長 兼
一般社団法人Generative AI JAPAN理事
東京大学を卒業後、株式会社メンバーズへ入社。大手企業のオウンドメディア運用、UXデザイン手法での制作や、デジタル広告の企画運用に従事したのち、2018年11月に社内公募にてメンバーズの子会社(現、社内カンパニー)社長として株式会社メンバーズデータアドベンチャーを立ち上げ。データアナリスト、データサイエンティスト、データエンジニアなどデータ領域のプロフェッショナルの常駐により企業のデータ活用を支援し、顧客ビジネス成果に貢献するサービスを提供。2020年10月から株式会社メンバーズ執行役員兼務。現在カンパニーに所属するデータ分析のプロフェッショナルは約170名。